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最新情報 農業害虫

アワダチソウグンバイ

Corythucha marmorata Uhler

英名:Chrysanthenum lace bug

カメムシ目グンバイムシ科

2015-07-15 最終更新

2000年4月に兵庫県で最初に確認された北米原産の侵入害虫で,キク科植物などに寄生して吸汁加害する.

形態:
成虫の体長は約3mm.前翅に多数の褐色斑紋をもち周縁部には小棘が列状にある.幼虫は約1.8 mmで小豆色~黒褐色の紡錘形.卵は黒色楕円形.

加害作物:
【畑作物】サツマイモ.
【野菜】食用ギク,ゴボウ,ナスほか.
【花卉】アスター,アゲラタム,エボルブルス(アメリカンブルー),ガザニア,ガーベラ,キク,シオン,ミヤコワスレ,ヒマワリほか.

被害と生態:
成虫,幼虫とも,葉に寄生し,おもに葉裏から吸汁する.休眠性はもたず,年に数回発生を繰り返すが,個体数は夏に最も多くなる.加害部位には白斑症状が発生したのち,黄化,褐変する.多発時には成虫,幼虫が混生し,排泄物による汚れも多くなる上に,すす病も発生するなど著しく美観を損ねる.落葉や株の枯死に至ることもある.産卵は葉裏の葉脈付近に数個~十数個をまとめて埋め込むように行われ,産卵部位は黒化する.セイタカアワダチソウでは1年を通して見られ,冬期はロゼット内で成虫態のまま越冬する.
セイタカアワダチソウ,オオブタクサ,オオアレチノギク,オナモミ,ヨモギ,ヨメナなどキク科植物で増殖し,分布を拡大している.現在までに,東北南部までの本州と九州の各地に分布している.
(2011.10.16 竹内浩二)

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アワダチソウグンバイ幼虫・成虫(竹内浩二)

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セイタカアワダチソウのアワダチソウグンバイ成虫(全農教)

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ヒマワリ葉の葉脈沿いに産み込まれた卵(竹内浩二)

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ヒマワリ葉の吸汁被害・寄生は葉裏(竹内浩二)

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ゴボウ被害(全農教)

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サツマイモ葉の吸汁被害(竹内浩二)

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葉表から見たサツマイモ葉の吸汁被害(竹内浩二)

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キクの吸汁被害(竹内浩二)