日本の“植物病害”約6,200種を、豊富なカラー写真とともに解説しています。
植物病害の基本情報が凝縮された、技術者・研究者必携の書です。
専門研究者474人の協力を得て、各々の病害について病徴、病原、伝染の各項目ごとに的確、簡潔、かつ平易に記述されています。
日本有用植物病名目録1?5巻に掲載された全病害、および同追録(19)までに掲載された新病害のすべてを採録し、さらに有用植物病害の中間宿主となる野生植物の病害等約100種を加えました。本事典に採録された病害の総数は合計約6,200種になります。
数年の歳月と国公立の試験研究機関、大学、民間研究所などの現役やOBの研究者474人の協力を得て完成したものです。
採録された各々の病害について病徴、病原、伝染の各項目ごとに知りたい内容が、的確、簡潔、かつ平易に記述されています。
各病害を多数の専門家が分担執筆し、さらにそれぞれの分野ごとに専門家による点検・校閲を実施し、より完璧な記述内容を実現しました。
病徴を的確に記録した4,500余枚のカラー写真を挿入しました。簡潔、的確な記述と合わせ、病害診断がいっそう容易になります。
宿主植物(和名)は植物群ごとに区別して、科および植物名を五十音配列とし、植物内の病害の配列も病原別に五十音順に配列しました。
また、目次は病原別に色分けし、一見して病原を識別できるよう工夫しました。
1,200余種の宿主名、8,800項目を越える病原名索引を完備しました。