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トマト・ナス・ピーマンの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

ナスうどんこ病

Sphaerotheca fuliginea (Oidiopsis sicula、Oidium sp.)

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ナスうどんこ病
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葉や葉柄の病斑

ナスうどんこ病
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果梗やがくにも白い病斑が生じる

ナスうどんこ病
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葉全体に発生した多数の病斑


被害

主に葉に発生するが多発すると茎、果実などにも発生する。はじめ葉の表面に白色のかびが点々と生じ、次第に広がって白色の病斑を形成する。

被害作物

ナス。

発生

施設栽培では春と秋に、露地栽培では夏~秋に発生しやすい。28℃前後で、湿度が50~80%のときにまん延しやすい。病原菌は被害残渣などで圃場に残り、病斑上の胞子が風で飛散し、周囲にまん延する。

防除

早めに薬剤を散布する。

薬剤(農薬)

アフェット、イオウ、カリグリーン、サンヨール、ショウチノスケ、パルミノ、パレード20、パンチョTF、フルピカ、プロパティ、ベルクート、微生物農薬(インプレッション、タフパール他)等。

※掲載している薬剤(農薬)は 2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)

RACコード(農薬の作用機構分類)

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 トマト・ナス・ピーマンの病害虫

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