診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
葉に暗緑色水浸状の小斑点を生じ、やがて周囲が黒褐色~黄色、内側が灰褐色の2~3mmの斑点となる。まれに果実にも発生する。
トマト。
発生の適温は20~25℃で、多湿条件のとき発生しやすい。病原菌は被害残渣とともに圃場に残り、伝染源となる。病斑上にかびの胞子が形成され、これが飛散してまん延する。
被害残渣を圃場に残さない。抵抗性品種を作付ける。早めに薬剤を散布する。
アミスターオプティ、ドイツボルドーA、ボルドー、ロブラール。アフェット(ミニトマト)、ベルクート(ミニトマト)。
※掲載している薬剤(農薬)は
2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)
・殺虫剤(IRAC)2022年6月版(ver.10.3) *PDFデータ
・殺菌剤(FRAC)2022年6月版 *PDFデータ
・除草剤(HRAC)2020年3月現在 *Excelデータ
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
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