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菜園の病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

トマトサビダニ

Aculops lycopersici
ダニ目フシダニ科

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トマトサビダニ
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トマトの被害(果実の肥大停止と褐変)

トマトサビダニ
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成虫、幼虫のコロニー(トマト)


被害

雌成虫は0.18mm内外。成虫、幼虫が新芽、蕾、幼果を吸汁食害し、葉柄や茎の褐変、芽の萎縮、奇形葉や枯れ葉が生じ、生育に影響を与えるほか、果面の硬化褐変、果実の肥大停止等が生じる。成葉や大きな果実には寄生しない。

被害作物

ナスにも寄生するが、被害はトマトのみに発生する。

発生

露地栽培では6~9月、施設内では周年発生する。施設栽培の被害が大きい。高温少雨で多発する。

防除

薬剤による防除を行う。無寄生苗を定植する。

薬剤(農薬)

アニキ、アファーム、オサダン、コテツ、コロマイト、ハチハチ、マイトコーネ、モレスタン等。※掲載している薬剤(農薬)は 2018年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)

RACコード(農薬の作用機構分類)

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 菜園の病害虫

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