診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
紫褐色のマット状のかびが茎の地際部を取り巻く。地上の茎葉は発育が悪く、黄化、枯死する。発病が早いとイモの肥大に影響する。イモでは表面を紫色の太い菌糸が網目のように被う。激しい場合には皮が剥げ落ちたり、内部が腐敗する。
野菜、果樹等、多くの植物に発生する。
病原菌は未分解の有機物等を栄養源として土壌中に長期間生存している。6月頃にイモの表皮に菌糸が発生し、9月以降にイモが腐敗する。
連作しない。畑に未分解の有機物を入れない。土壌消毒する。
土壌消毒:ガスタード、バスアミド(取扱いに注意する)。※掲載している薬剤(農薬)は
2018年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)
RACコード(農薬の作用機構分類)
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
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