診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
収穫間際に発生する。
キャベツ株腐病:腐敗が結球表面に広がるが、内部へは進まない。腐敗部に淡褐色の菌糸が這い、外葉の裏側に淡褐色の粉状のかびが発生。
ハクサイしり腐病:最外葉の地面に接する部分が凹んだように腐敗し、時に結球内部に進展。
キャベツでは初夏収穫の作型で、降雨が多いと発生する。病原菌は植物残渣に残る。
排水対策を行う。常発地や気象を考慮して予防散布する。
アフェット、アミスター、セイビアー、バリダシン、モンカット、リゾレックス等(作物ごとに登録を確認して使用する)。※掲載している薬剤(農薬)は
2018年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)
・殺虫剤(IRAC)2022年6月版(ver.10.3) *PDFデータ
・殺菌剤(FRAC)2022年6月版 *PDFデータ
・除草剤(HRAC)2020年3月現在 *Excelデータ
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
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