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菜園の病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

アブラナ科類萎黄病

Fusarium oxysporum f. sp. conglutinans
F. oxysporum f.sp. rapa

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アブラナ科類萎黄病
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下葉の片側の基部から発病する(キャベツ)

アブラナ科類萎黄病
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葉の片側から黄変が始まり、葉脈が浮き出る(コマツナ)

アブラナ科類萎黄病
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根の導管部は褐変している(ダイコン)


被害

苗期から収穫期まで発生。株の片側の下葉基部から網目状に黄変する。葉はよじれて奇形となり、次々と黄変し、ついには株が枯れる。病株の根や葉柄の導管部は褐変している。

被害作物

カブ、キャベツ、コマツナ、ダイコン、チンゲンサイ等のアブラナ科の野菜類に発生。

発生

7~9月の高温期に被害が大きい。病原菌は土壌中に生存し、根から感染する。

防除

抵抗性品種や耐病性品種を植える。アブラナ科野菜を連作しない。土壌消毒を行う。

薬剤(農薬)

土壌消毒:ガスタード、キルパー、バスアミド(取扱いに注意する。作物ごとに登録を確認して使用する)。※掲載している薬剤(農薬)は 2018年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)

RACコード(農薬の作用機構分類)

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 菜園の病害虫

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