診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
初め芯葉が黄緑色に巻き、小葉の1~2葉が小型化し、変形する。この奇形葉は株の片方に発生することが多い。罹病株は生育が衰え、下葉から紫紅色になり、萎れて枯死する。罹病株の茎、根冠等を切断すると導管部は褐変している。根も褐変腐敗し、根量が少ない。
露地栽培では4月中旬以降、開花期~収穫期に発生する。病原菌は罹病植物の残渣とともに土壌中に生存する。罹病した苗を通しても伝染する。
健全な苗を植え付ける。連作しない。強い品種を選ぶ。
トップジンM、ベンレート。土壌消毒:ガスタード、キルパー、バスアミド、NCS等(取扱いに注意する)。※掲載している薬剤(農薬)は
2018年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)
RACコード(農薬の作用機構分類)
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
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