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菜園の病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

トマトモザイク病

Cucumber mosaic virus(CMV)
Tomato mosaic virus(ToMV)

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トマトモザイク病
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茎や葉柄に褐色の激しいえ疽が生じ、茎枯れを起こす(CMVまたはToMV感染による)

トマトモザイク病
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上部の葉が細く縮れる’糸葉’が発生する(CMV感染による)

トマトモザイク病
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果実に褐色の斑点や大型のえ疽が生じる(CMVまたはToMV感染による)


被害

葉色が濃淡のモザイクになる。上部の葉が細く縮れる‘糸葉’も発生する。茎には褐色の凹んだ筋が生じ、果実はでこぼこになることがある。

発生

CMVはアブラムシ、ToMVは摘芽作業等で伝染する。多種の植物が伝染源となる。

防除

ToMVに抵抗性の品種を栽培する。シルバーマルチや薬剤によりアブラムシを防除する。苗や生育初期に発病した場合は速やかに取り除く。施設では防虫網を張る。

薬剤(農薬)

アブラムシ防除にアクタラAL、アグロスリン、アドマイヤー、ウララ、スタークル、スミチオン、ダントツ、チェス、ハチハチ、バリアード、モスピラン、天敵(アフィパール、ナミトップ等)等(作物ごとに登録を確認して使用する)。※掲載している薬剤(農薬)は 2018年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)

RACコード(農薬の作用機構分類)

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 菜園の病害虫

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