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菜園の病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

トマト葉かび病

Fulvia fulva

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トマト葉かび病
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葉表の葉脈の間が黄化する

トマト葉かび病
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葉裏は初め白くなり、後に中央部から灰紫色のかびが広がる

トマト葉かび病
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病斑裏面をビロードのような灰紫色のかび(胞子等)が被う


被害

葉表に淡い黄色の輪郭がはっきりしない斑点が多数生じる。裏面は退色し、後に紫がかった灰色のビロードのようなかび(胞子)で被われる。発病が多いと下葉から枯れ上がる。

発生

露地では雨の多い6~7月と9~10月に発生する。密植や肥料切れだと病気が広がりやすい。

防除

抵抗性品種を植える。枯れ葉等を整理して湿度を抑える。早めに薬剤を散布する。

薬剤(農薬)

アフェット、アミスター、インプレッション(微生物農薬)、エコショット(微生物農薬)、カスミンボルドー、スコア、ダイマジン、ダコニール、トリフミン、ベルクート、ポリオキシンAL等(作物ごとに登録を確認して使用する)。※掲載している薬剤(農薬)は 2018年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)

RACコード(農薬の作用機構分類)

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 菜園の病害虫

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