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アブラナ科野菜の病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

ナモグリバエ

Chromatomyia horticola
ハエ(双翅)目ハモグリバエ科

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ナモグリバエ
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ナモグリバエの産卵痕 ©全農教

ナモグリバエ
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蛹 ©全農教

ナモグリバエ
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成虫 ©全農教

ナモグリバエ
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ナモグリバエの絵かき痕跡 ©全農教


被害

幼虫が植物葉の表皮の下に潜り、食害する。

被害作物

コマツナ、キャベツ、エンドウなど、広食性で寄主植物は多い。

発生

成虫は体長1.7~2.5㎜、黄色の額部を除いて、頭部から胸背、腹部は灰黒色である。また、コマツナなどの葉の潜孔内で蛹化するので、成虫か蛹で容易に判別できる。 春季にコナツナ、サヤエンドウ、キクなどに発生するハモグリバエは本種であることが多い。特にエンドウやアブラナ科野菜類の害虫として有名であり、エンドウハモグリバエとも呼ばれる。 蛹で越冬するが、施設内では幼虫が発育を続け世代を繰り返す。

防除

圃場周辺の除草を徹底する。中耕培土し、枯葉を除去するなど清耕栽培に努め、蛹を死滅させ発生源を減少させる。施設栽培では防虫網を張り成虫の侵入を防止する。葉にハモグリの痕跡が目立ち始めたら薬剤を散布し初期防除に努める。

薬剤(農薬)

アブラナ科野菜には有機リン系、コテツ、ハチハチ乳剤、アクセルキングフロワブルなど17製剤が登録されている。近くの防除指導機関やJAなどが推奨する有効薬剤を選定し使用基準を守り使用する。

(平井一男)

※掲載している薬剤(農薬)は 2018年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)

・殺虫剤(IRAC、2016年4月版 ver.8.1) *PDFデータ

・殺菌剤(FRAC、2017年4月版) *PDFデータ

・除草剤(HRAC、 2016年9月版 *Excelデータ

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 アブラナ科野菜の病害虫

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