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アブラナ科野菜の病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

シロモンヤガ

Xestia c-nigrum
チョウ(鱗翅)目ヤガ科モンヤガ亜科

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シロモンヤガ
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成熟幼虫 ©平井一男

シロモンヤガ
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成虫 ©平井一男


被害

幼虫が葉を食害する。

被害作物

キャベツ、ジャガイモ、マメ科牧草、ダイズ、ムギなど広範囲の植物。

発生

成虫の前翅長は22~26㎜、前翅中央にやや白っぽい三角形の紋がある。後翅は暗めの白色。幼虫は全体に薄茶色で逆八の字の模様がある。北海道、本州、四国、九州、対馬、朝鮮半島、中国、ユーラシア、ヒマラヤなどに生息する。成虫は5~6、8~10月に出現する。誘蛾灯に多く集まる。冬季はキャベツやハクサイの株内で幼虫が越冬する。アブラナ科作物には多発することはない。

防除

アブラナ科作物では多発することはないので、特別の防除は必要とせず捕殺すれば間に合う。

(平井一男)

収録:防除ハンドブック「 アブラナ科野菜の病害虫

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