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アブラナ科野菜の病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

クローバービラハダニ

Bryobia praetiosa
ハダニ科ビラハダニ亜科

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クローバービラハダニ
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クローバービラハダニと吸汁痕 ©竹内浩二

クローバービラハダニ
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コマツナ幼苗への加害 ©竹内浩二

クローバービラハダニ
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コマツナ葉の被害 ©竹内浩二


被害

成虫、幼虫が葉の表面を吸汁加害する。葉表から加害された吸汁痕は連続した白色斑点となり、特徴的な点線状痕となる。

被害作物

コマツナ、ミズナなど葉菜類で被害が目立つ。アブラナ科の野菜類をはじめ様々な植物に寄生するが、その他、ホウレンソウ、イチゴ、アシタバなどで被害が発生する。

発生

体長0.8~0.9㎜程度で脚(第Ⅰ脚)が胴部と同長かまたは長く、目立つ。赤褐~暗褐色で胴部背面には粗いしわがある。卵は濃赤色で球形。
早春から活動しクローバー、カラスノエンドウなどの雑草で繁殖する。4~6月頃に個体数は多くなるが6月には夏眠卵を産下し、7月にほとんど見られなくなる。9月頃から再び繁殖し、卵で越冬する。雌のみ認められている。日本全国、汎世界的に分布する。
なお、春、活動が活発になると家屋に侵入することがあり、家屋害虫としても知られる。
クローバービラハダニはかつてクロバーハダニ(クローバーハダニ)とされていた和名が改称されたものである。同様に近似種のニセクローバービラハダニ(Bryobia rubrioculus)はニセクロバーハダニ(ニセクローバーハダニ)の改称である。

防除

作付け前に圃場周辺の雑草を除去する。栽培期間中の除去は作物への移動が増加するので注意する。ビニールハウスなど施設では入り口付近の発生が多いので注意する。

薬剤(農薬)

アカリタッチ、エコピタ、カダンセーフ、ムシラップ、サンクリスタル、サフオイル、粘着くん(野菜類登録)など。

(竹内浩二)

※掲載している薬剤(農薬)は 2018年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)

・殺虫剤(IRAC、2016年4月版 ver.8.1) *PDFデータ

・殺菌剤(FRAC、2017年4月版) *PDFデータ

・除草剤(HRAC、 2016年9月版 *Excelデータ

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 アブラナ科野菜の病害虫

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