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ネギの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

ネギアブラムシ

Neotoxoptera formosana
カメムシ目アブラムシ科 《加害》葉

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ネギアブラムシ
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ネギアブラムシのコロニー ©大井田寛

ネギアブラムシ
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ネギアブラムシのコロニー ©大井田寛

ネギアブラムシ
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ネギアブラムシの有翅虫 ©大井田寛


被害

多発すると葉の黄化や生育障害が生じ、株が枯死することがある。また、ネギ萎縮病ウイルスを媒介する。

被害作物

ネギ(ワケネギを含む)、アサツキなどのネギ属作物。

発生

ネギ属の作物に寄生する。発育が速く、増殖が旺盛であり、大きなコロニーを形成することがある。本州以南では3~11月に発生がみられるが、特に多いのは5~6月と10~11月である。無翅胎生雌虫および有翅胎生雌虫の体長は約2mmであり、体全体が黒色で光沢がある。有翅胎生雌虫の翅脈には黒い縁どりがある。発生生態には不明な点が多い。

防除

多発が予想される場合に薬剤防除を行う。他害虫の防除をきちんと行っているほ場ではあまり発生しない。

薬剤(農薬)

あめんこ、アーリーセーフ、エコピタ、オレート、カダンセーフ、キモンブロック、サンクリスタル、ダイアジノン、ハチハチ、フーモン、ムシラップ、粘着くん、コルトなど。※掲載している薬剤(農薬)は 2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)

RACコード(農薬の作用機構分類)

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 ネギの病害虫

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