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ニホンナシの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

ヨモギエダシャク

Ascotis selenaria
チョウ目シャクガ科

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ヨモギエダシャク
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ヨモギエダシャク幼虫 ©平井一男

ヨモギエダシャク
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ヨモギエダシャク幼虫 ©全農教

ヨモギエダシャク
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ヨモギエダシャク蛹 ©全農教


被害

幼虫は始めナシの若葉裏面の葉肉を食害し、成長すると葉全体を食害するようになる。

生態

蛹態で越冬し、年3~4回発生する。成虫は開帳45~50mmで、5~9月に出現する。幼虫は体長約60mmになり、広食性でナシ、リンゴ、モモ、クリなどの果樹類のほか、チャ、ダイズ、アズキなども食害する。

防除

通常ナシでは、本種を対象とした防除の必要はない。幼虫を見つけたら捕殺する。発生が多い場合は薬剤防除を実施する。

薬剤(農薬)

コテツ※掲載している薬剤(農薬)は 2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)

RACコード(農薬の作用機構分類)

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 ニホンナシの病害虫

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