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難防除雑草

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

ヤエムグラ

Galium spurium var. echinospermon
アカネ科

日本全国に分布する史前外来種であるが、北海道には少なく暖地に多い。道端、空き地、樹園地、畑地等に生育し、特に麦作では水田転換畑、畑地ともに強害草となっている。
ムギにからみつきながら生育し、倒伏や収穫作業の支障となる。また、種子が収穫物に混入すると品質低下をもたらす。

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ヤエムグラ
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よりかかりながら群生する©全農教

ヤエムグラ
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茎は四角柱状で下向きのとげがつく©全農教

ヤエムグラ
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節ごとに6~8枚の葉が輪生©全農教

ヤエムグラ
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花はごく小さい©全農教

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果実は2個がくっついた形©全農教

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果実にもとげが密生する©全農教

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秋の芽生え©全農教


生態

種子で繁殖する一年生雑草であり、主に秋に発生し越年するが春にも発生する。出芽深度は大部分が2cmまでの表層だが、まれに8cm程の深さからも出芽し、出芽期間は長い。 八重(ヤエ)の名の通り一節当たり6~8枚の細長い葉が茎を取り囲むようにつく。茎、葉など全体にとげが密につく。地際で分枝し他物に寄り掛かり、60~90cmの高さまで立ち上がる。
果実は直径2mm程度で、とげで衣服や動物に付着する。

防除

ムギ畑では播種後に土壌処理除草剤を散布する。ヤエムグラは発生期間が長いため、土壌処理剤の効果が切れた後に発生が見られた場合は、茎葉処理除草剤を用いて防除する。

薬剤(農薬)

ムギ播種後の土壌処理はプロスルホカルブを含有する薬剤(ムギレンジャー、キックボクサー、ボクサー等)の効果が高い。
茎葉処理剤はヤエムグラ2~6節期でエコパートが卓効を示す他、2~4葉期でアクチノールの効果が高い。
(大島匡郎)

※掲載している薬剤(農薬)は 2021年5月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)

・殺虫剤(IRAC、2016年4月版 ver.8.1) *PDFデータ

・殺菌剤(FRAC、2017年4月版) *PDFデータ

・除草剤(HRAC、 2016年9月版 *Excelデータ

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 難防除雑草

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