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カキの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

フタモンマダラメイガ[カキノキマダラメイガ]

Euzophera batangensis
チョウ(鱗翅)目メイガ科 《加害》枝・新梢・幹

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フタモンマダラメイガ[カキノキマダラメイガ]
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フタモンマダラメイガ成虫 ©島根県農業技術センター

フタモンマダラメイガ[カキノキマダラメイガ]
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フタモンマダラメイガ幼虫 ©高井幹夫


被害

ヒメスカシバと同様、表皮の粗い品種で被害が多い。亜主枝の分岐部や太枝から出た新梢基部を加害する。加害部には虫糞がみられるが、前種と異なり蛹殻は露出しない。加害された枝は風や果実の重さで折れやすくなる。

発生

成虫は年3回(4月中下旬、6月中下旬、8月中旬~9月)発生。

防除

休眠期の粗皮削りが有効。防除薬剤は葉や果実にかかると薬害を生じるので、分岐部や基部をねらって丁寧に散布する。

薬剤(農薬)

ガットサイドS、サムコル、フェニックス※掲載している薬剤(農薬)は 2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)

RACコード(農薬の作用機構分類)

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 カキの病害虫

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