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カキの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

ネギアザミウマ

Thrips tabaci
アザミウマ(双翅)目アザミウマ科 《加害》果実

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ネギアザミウマ
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ネギアザミウマの被害果 Ⓒ土’田聡

ネギアザミウマ
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ネギアザミウマ幼虫 Ⓒ土’田聡

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ネギアザミウマ成虫黄色型。雌成虫は体長約1.3mm。黄色~褐色まで体色の変異が大きい Ⓒ土’田聡

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ネギアザミウマ成虫褐色型 Ⓒ高井幹夫


被害

果実表面の吸汁加害痕が灰褐色のコルク化した傷として残る。

発生

園内の下草等で増殖していたものが果実の着色期以前から飛来し、果実表面で産卵、増殖する。被害としてはカキの産地で問題になっているところがある。

防除

被害の早期発見に努め、薬剤による防除を行う。合成ピレスロイド剤は効果が低い場合がある。光反射シートの敷設も有効である。

薬剤(農薬)

オルトラン、モスピラン、パダン※掲載している薬剤(農薬)は 2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)

RACコード(農薬の作用機構分類)

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 カキの病害虫

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