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カキの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

コガシラアワフキ

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カメムシ(半翅)目コガシラアワフキ科 《加害》果実

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コガシラアワフキ
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コガシラアワフキ被害 ©小田道宏

コガシラアワフキ
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コガシラアワフキによる被害果 ©堤隆文

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コガシラアワフキ成虫。体長約8mm ©全農教


被害

幼果期(6月)に被害が発生する。成虫が雑木林から飛来して加害するため園の外周の樹で被害が多い。被害痕はカメムシのそれによく似ており、最初は円形の油浸斑であるがやがて黒褐色になりへこむ。カメムシの被害と異なる点は、「被害痕が浅い」、「被害果が落下しない」ことである。

発生

年1回の発生でカキへの飛来は6月頃のみである。

防除

通常の管理を行っている園では同時期の他害虫に対する薬剤散布で防除されているケースが多い。

薬剤(農薬)

本種に対する登録農薬はない。※掲載している薬剤(農薬)は 2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)

RACコード(農薬の作用機構分類)

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 カキの病害虫

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