診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
果実、葉や枝に発生するが、果実の被害が主である。発生は果実のていあ部に多く、最初緑色のややくぼんだ小斑点ができ、後に濃緑色~黒緑色の径2~3㎜の斑点を形成する。
第一次伝染源は、越冬した被害落葉上に形成される子のう胞子である。これが飛散し、落花10日後~7月頃まで果実に伝染し、7月以降に発病がみられる。子のう胞子からは直接または発芽菌糸からシリンドロスポリウム型分生子が形成され、これが二次伝染する。
落花10日後から7月頃まで有効薬剤を散布する。
アントラコール、オーソサイド、ジマンダイセン、チオノック、デラン、トレノックス、ペンコゼブ。※掲載している薬剤(農薬)は
2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)
RACコード(農薬の作用機構分類)
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
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