診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
若葉の裏側に寄生して吸汁加害する。加害葉は裏側に大きく巻き込み、多発生の場合は葉が委縮する。
リンゴ、サンザシ、ナナカマドなどのバラ科を一次寄主とし、卵で越冬する。4月中旬頃からふ化が始まり、展葉に寄生して胎生で繁殖し、開花期頃にはコロニーを形成する。6月には有翅虫が出現して二次寄主に移動する。秋には再び一次寄主に戻り、越冬卵を芽の基部付近に産み付ける。
体長1.5~2.5mmの紡錘形で、体色は緑色~黄緑色を呈する。触角は体長の約1/2、角状管は短い円筒状の淡色で、尻片は舌状の淡色である。
6月にリンゴから姿を消すので実害は少ない。発生が著しく多い場合は、薬剤を散布する。
ウララDF。※掲載している薬剤(農薬)は
2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)
RACコード(農薬の作用機構分類)
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
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