診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
被害は果実のみで、病徴は幼果期に不明瞭であるが、肥大にともなって果面に多数の凹凸を生じる。症状は特に王林で顕著で、ふじでは中程度、つがるなどでは軽い。果面の凹凸のほか、つがるなどではふ入りを、王林では果肉の褐変と空洞化をともなう。
病原ウイロイドが、接ぎ木伝染する。高接ぎ後、2~3年後には接いだ部分の近くの果実が発病、ついで樹全体に広がる。
接ぎ木伝染することから、高接ぎする場合は健全な樹から穂木を採取する。罹病株は見つけしだい、抜根する。
本病に有効な薬剤はない。※掲載している薬剤(農薬)は
2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)
RACコード(農薬の作用機構分類)
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
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