診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
果実、枝、まれに葉に発生するが、果実での被害が主である。肥大した果実の表面に針頭大の黒点を数十個単位で形成する。すす斑病と併発することが多い。
伝染源は樹上の枝に形成される分生子であるが、隣接する樹木類からの伝染もある。感染は落花後間もなく始まり、収穫期まで続く。1~2か月間の潜伏期間を経て7月頃から発病がみられる。本病が進行して果実の腐敗や褐変を起こすことはないが、外観が損なわれる。
幼果期から9月まで有効薬剤を散布する。
アリエッティC、アントラコール、オーソサイド、オキシラン、オキシンドー、キノンドー、ジマンダイセン、ストライド、ダイパワー、チオノック、トレノックス、ナリア、パスポート、フリント、ベフラン、ペンコゼブ。※掲載している薬剤(農薬)は
2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)
RACコード(農薬の作用機構分類)
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
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