診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除について簡潔に解説しています。
幼虫が吐出した糸で新芽や花蕾などをつづったり、葉を巻いて摂食、加害したりする。また、果実の表面を浅く食害する。
地域にもよるが、山梨県ではリンゴコカクモンハマキの発生は年3回が観察される。越冬は幼虫が粗皮の隙間などで行う。フェロモントラップへの誘殺消長では、越冬世代は5月中下旬、第1世代は7月、第2世代は8月後半~9月が雄成虫の発生盛期となる。
代表的な加害種であるリンゴコカクモンハマキは開張約20mm、褐色の翅をもつ小型のガである。幼虫は淡い黄緑色の体色と黄褐色の頭部をもち、体長は20mm程度にまで達する。卵は長径0.7mmの楕円形で、うろこ状に重なった卵塊として産下される。
越冬直後など、各世代の幼虫発生期に合わせた殺虫剤の散布による防除が中心となる。また、性フェロモンを用いた交信かく乱剤による防除も有効である。
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