診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除について簡潔に解説しています。
本病は主に果実に発病して商品性を低下させる。着色期直前から径1〜2mm程度の赤色小斑点を生じるが腐敗はしない。果実では収穫期に近づくと小斑点は濃度を増し暗赤色となる。小斑点は果実の梗あ部〜赤道部に多く、病斑は収穫期まで増加する。
本病の発生は中山間地など、周囲に雑木林などが隣接していると発生が多い傾向がある。伝染源は主として枝に表生する分生胞子によるものと考えられ、分生胞子は東北南部では5〜9月まで降雨とともに飛散し、果実への感染は落花後〜収穫期まで感染を繰り返す。特に梅雨期の6〜7月に降雨が多いと果実被害も多くなる。
本病原菌は落花後からの分生胞子飛散に伴い感染するので、硬核期前までの早い時期に摘果を済ませ、遮光性の高い二重袋などを用いて被袋すると有効である。また、前年収穫後の果梗や枝の褐変・枯死部で越冬するので剪定時に剪除する。
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