診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除について簡潔に解説しています。
被害葉は緑色が薄くなり、銀白色に輝いてみえる。寄生密度が高まると葉の表面に虫こぶを作ることがあるとされる。多発樹では、葉での光合成が阻害されることにより果実の重量・糖度の低下や、早期落葉による樹体生育への悪影響を生じる。
年間十数世代を繰り返すと推定されている。5月頃から被害が認められ、7~8月に発生量がピークとなり、落葉期には越冬場所である芽の鱗片内に移動する。高温乾燥傾向の年に多発する傾向があるとされる。
橙黄色を呈したくさび形。雌成虫の体長は0.19mm程度。前体部に2対の脚をもつ。
休眠期の石灰硫黄合剤やマシン油乳剤の散布に高い防除効果が認められている。また、生育期における防除適期は5月下旬~6月上旬ならびに7月上旬とされる。
稲の病害虫と雑草 |
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