診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
7月頃から果実の果梗部付近から果面が茶褐色になり、ひどくなると全体に及ぶ。黒点病の濃厚感染やサビダニの加害に類似する。夏秋梢では黒点病の濃厚感染を受けたように褐色になり、表皮が数ミリ盛り上がり内部にヤニがたまったゴムポケットを生じ、先端から枯れ込む。
土壌中に十分量の銅が含まれていても石灰や苦土石灰の過施用で不溶性になり発生する。若木で多く、銅剤を使わないと2〜3年で発生する。
土壌を弱酸性に保つ。ボルドー液や無機銅水和剤などを病害予防を兼ねて散布する。
適用登録薬剤なし。
※掲載している薬剤(農薬)は
2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)
RACコード(農薬の作用機構分類)
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
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