診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
主幹や主枝に4月下旬頃からくもの巣状の白色菌糸がはびこり始め、徐々に拡大する。梅雨期になると菌そうは薄紅色になり、雨の後は特に鮮やかである。枝の周囲を菌そうが取り巻くと、上部の葉は黄化し、その後枯死する。
通風が悪く、日当たり不良な密植園、過繁茂園、管理不良園で発生しやすい。感染は主に梅雨期と秋雨期。
園内の通風、乾燥、日当たりをよくする。発病部位は健全部も含めて剪除し、切り口には癒合剤を塗布する。通常はそうか病や黒点病、かいよう病と同時防除されている。
ジマンダイセン、ポリオキシンなど。
※掲載している薬剤(農薬)は
2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)
・殺虫剤(IRAC)2022年6月版(ver.10.3) *PDFデータ
・殺菌剤(FRAC)2022年6月版 *PDFデータ
・除草剤(HRAC)2020年3月現在 *Excelデータ
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
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