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カンキツの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

訪花害虫


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コアオハナムグリ成虫

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コアオハナムグリ被害

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ヒメヒラタケシキスイ成虫

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ヒメヒラタケシキスイ被害


コアオハナムグリ

Gametis jucunda

コウチュウ(鞘翅)目コガネムシ科  《加害》果実

被害

花に飛来し、吸蜜する際に幼果を傷つける。温州ミカンでは被害は少なく、主に中晩柑の果実に褐色で線状の傷が発生する。

発生

土中で越冬した成虫が4月中下旬に発生し、カンキツが開花すると飛来する。成虫は土中に産卵し、幼虫は腐植をエサにしている。

防除

開花期に登録薬剤を散布する。

薬剤(農薬)

エクシレル、モスピランなど。

※掲載している薬剤(農薬)は 2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)

RACコード(農薬の作用機構分類)

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

ヒメヒラタケシキスイ

Epuraea domina

コウチュウ(鞘翅)目ケシキスイ科  《加害》果実

被害

花に飛来し、吸蜜する際に幼果を傷つける。主に中晩柑の果実にコアオハナムグリと類似の傷が発生する。しかし、本種による線状の傷は細く、分岐が見られることから、コアオハナムグリの被害と区別される。

発生

生態については不明な点が多い。

防除

開花期に登録薬剤を散布する。

薬剤(農薬)

エクシレル、モスピランなど。

※掲載している薬剤(農薬)は 2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)

RACコード(農薬の作用機構分類)

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 カンキツの病害虫

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