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カンキツの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

苗立枯病

Rhizoctonia solani(菌糸融合群AG -4)
《病原》糸状菌  《発病》幼苗

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苗立枯病
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実生苗の地際部の症状

苗立枯病
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地際部の褐変


被害

萌芽直後から胚軸の地際部が褐変して萎凋する。その後、褐変部がくびれて枯死する。枯死しない場合でも初期生育が著しく抑制される。

発生

病原菌は土壌中に生息しており、菌核や被害植物の残渣中の菌糸で越冬し、土壌伝染する。発芽時に胚軸に感染する。高温多湿条件下での育苗で発生が多い。発芽後5週間以上を経過すると発病しなくなる。

防除

育苗には健全または殺菌培土を用いる。高温多湿条件下での育苗を避ける。

薬剤(農薬)

適用登録薬剤なし。

※掲載している薬剤(農薬)は 2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)

RACコード(農薬の作用機構分類)

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 カンキツの病害虫

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