診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
主にハウスミカンで発生し、ネギアザミウマと同様に、果皮を吸汁して果皮に白い点状の被害を発生させる。被害果は流通過程で傷みやすくなる。
野外では雑草や花き類などで発生し、5〜7月に密度が高くなる。施設開口部から成虫が侵入し、着色期から収穫期の果実に寄生する。露地では開花期や秋季の果実に発生することがあるが、経済的被害は見られていない。
施設の開口後(5月)の果実着色期に登録薬剤を散布する。光反射ネットを側窓に張ることで、成虫の侵入をある程度防ぐことができる。
アグリメック、アファーム(みかんのみ)、コテツ、スピノエース、ディアナ、ハチハチ、ベストガードなど。
※掲載している薬剤(農薬)は
2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)
RACコード(農薬の作用機構分類)
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
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