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カンキツの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

チャノミドリヒメヨコバイ

Empoasca onukii
カメムシ(半翅)目ヨコバイ科  《加害》果実

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成虫

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幼虫

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被害果(虎斑症状)


被害

成虫の体長は約3mmで、緑色である。10月以降に果実を吸汁加害して、果実に虎斑症を発生させる。中晩柑類で被害が多い。温州みかんでは「青島温州」などの晩生品種で発生が見られる。

発生

成虫越冬し、年数回発生する。10月以降に園内で成虫密度が上昇し、秋季が温暖な年は発生が多い傾向にある。本種の他に幾つかの種がカンキツを加害する。

防除

被害が見られる園では秋季に登録薬剤を散布する。

薬剤(農薬)

アルバリン、スタークル、テルスターなど。

※掲載している薬剤(農薬)は 2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)

・殺虫剤(IRAC)2022年6月版(ver.10.3) *PDFデータ

・殺菌剤(FRAC)2022年6月版 *PDFデータ

・除草剤(HRAC)2020年3月現在 *Excelデータ

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 カンキツの病害虫

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