病害虫・雑草の情報基地

新規会員登録

カンキツの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

チャノホコリダニ

Polyphagotarsonemus latus
ダニ目ホコリダニ科  《加害》果実・新梢

写真をクリックすると拡大します

チャノホコリダニ
閉じる

チャノホコリダニ

チャノホコリダニ
閉じる

被害果


被害

新芽を加害されると新梢がちぢれ、葉色はつやのない銀白色になる。果実には灰色のかさぶた状の被害が発生する。

発生

5~10月に新梢や果実に被害が発生する。果実では6~7月に特に増加する。被害発生園は毎年固定している傾向がある。本種は寄主範囲が広く、園内に野菜を栽培したり、園周辺に寄主植物(チャ、ウツギ、ミゾソバなど)があると発生しやすい。

防除

落弁期から7月までの時期の防除を徹底する。

薬剤(農薬)

アグリメック、カネマイト、コテツ、コロマイト、サンマイト、スターマイト、ダニエモン、ダニゲッター、ハチハチなど。

※掲載している薬剤(農薬)は 2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)

RACコード(農薬の作用機構分類)

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 カンキツの病害虫

目次へ戻る  | 病害画像インデックス | 害虫画像インデックス  | ホームへ戻る

稲の病害虫と雑草 |  ムギ類の病害虫 |  豆類の病害虫 | 
ジャガイモの病害虫 |  サツマイモの病害虫 |  アブラナ科野菜の病害虫 | 
  トマト・ナス・ピーマンの病害虫 |  キュウリ・スイカ・メロンの病害虫 |
   イチゴの病害虫 |  ネギ類の病害虫 |  菜園の病害虫 | 
カンキツの病害虫 |  リンゴの病害虫 |  日本ナシの病害虫 |
   西洋ナシの病害虫 |  モモの病害虫 |  カキの病害虫 | 
ブドウの病害虫 |  花の病害虫 |  難防除雑草