診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
雌成虫は3~4mmの楕円形で白色のロウ物質で覆われている。幼虫と雌成虫が枝、葉、果実に寄生する。果梗部や枝の分岐部、果実と葉の重なった部分などに多い。大量の甘露を排泄し、果実や葉にすす病が発生する原因となる。発生量が多いと新梢の生育が停止し、枝の枯死を引き起こす。
主に1~2齢幼虫が幹や枝の割れ目や分岐部、葉と葉の重なったところで越冬する。雌は3齢を経過した後に成虫になる。1齢幼虫~雌成虫の各発育態とも歩行移動する。雌成虫は短期間に産卵して白い綿のような卵のうを形成する。露地では多発することは少なく、主に施設栽培で問題になる害虫である。
幼虫発生時期(露地では6月中下旬と8月中下旬)に登録薬剤の散布を行う。施設では各種発育ステージが混在するので、1~2週間間隔で薬剤を散布すると効果が高い。多発している場合には散布前に多発枝を切除する必要がある。
アクタラ、アプロード、アルバリン、オリオン、コルト、スタークル、ダントツ、トランスフォーム、モスピランなど。
※掲載している薬剤(農薬)は
2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)
RACコード(農薬の作用機構分類)
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
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