診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
幼虫が葉、果実を食害する。
成虫は9月に発生し、カンキツ園周辺のアカメガシワ、カラスザンショウなどの葉に卵塊を産みつける。幼虫は産卵された植物上で巣網を張って集団を作り越冬する。3月頃からカンキツ園に侵入し、新葉などを食害する。5月下旬になると土中で蛹化する。数年間隔で多発する。
秋にカンキツ園周辺を見回り、産卵樹を伐採し、巣網を含めて処分を行う。カンキツ園で発生が見られる年は、3~5月に登録薬剤を散布する。
ケムシ類:エクシレル、ディアナ、フェニックス。
※掲載している薬剤(農薬)は
2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)
RACコード(農薬の作用機構分類)
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
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