診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
新梢葉の先端が黄化し、葉縁部へと拡大する。激しい場合は先端部や葉先、葉縁部が黒褐変し、伸長が阻害される。
カルシウムは樹体内の移動が遅く生育が盛んな部位で不足するので、先端部に発生しやすい。特に高接ぎ樹の新梢に発生が多く、疫病と間違いやすい。窒素、カリ、マグネシウムの過剰は発生を助長する。
土壌pHが5.5〜6.5になるように石灰類を施用する。細根が少なくなる高接ぎ樹などでは新梢葉に対して石灰質資材を散布する。なお、過施用で土壌が中性〜アルカリ性になるとマンガン、亜鉛、ホウ素、鉄などが不溶性になり欠乏症になるので注意する。
適用登録薬剤なし。
※掲載している薬剤(農薬)は
2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)
RACコード(農薬の作用機構分類)
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
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