診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
無翅虫の体長は約1mmで通常は暗緑色。有翅虫の体長は約2mmである。新梢を吸汁加害し、葉を巻くなど、新梢の生育に悪影響を与える。中晩柑類で問題となるカンキツトリステザウイルスを媒介する。
寄主範囲が広く、各種果樹、樹木、ウリ科、ナス科野菜、雑草などに寄生する。春にカンキツ園周辺の雑草や野菜圃場から有翅虫が飛来して園内での発生が始まる。5月の開花期頃に発生が急増することが多い。地域内に本種が寄生する野菜の産地があると発生しやすい。
新梢に寄生するので、カンキツの新梢が生育している時期に発生が見られる場合は薬剤散布を行う。5月の春葉生育期と8~9月の夏秋梢生育期に防除が必要なことがある。アブラムシには多くの天敵がいるので、過剰な薬剤散布を控え天敵保護に努める。ワタアブラムシは合成ピレスロイド剤や有機リン剤に抵抗性を獲得しており、これらの薬剤の散布により天敵が減少し、ワタアブラムシを増加させることがあるので、特に注意する。
アクタラ、アドマイヤー、アルバリン、オリオン、キラップ、コルト、スタークル、ダントツ、トランスフォーム、モスピラン。
※掲載している薬剤(農薬)は
2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)
RACコード(農薬の作用機構分類)
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
無翅虫の体長は約2mmでつやのある黒褐色。有翅虫の体長は約2mmである。新梢を吸汁加害し、新梢を萎縮させるなど生育に悪影響を与える。カンキツトリステザウイルスの主要な媒介虫である。
カンキツの樹上で卵越冬し、3月にふ化する。カンキツでは夏季から秋季にかけて密度が上昇する。
新梢に寄生するので、カンキツの新梢が生育している時期に発生が見られる場合は薬剤散布を行う。5月の春葉生育期と8~9月の夏秋梢生育期に防除が必要なことがある。アブラムシには多くの天敵がいるので、過剰な薬剤散布を控え天敵保護に努める。
アクタラ、アドマイヤー、アルバリン、オリオン、キラップ、コルト、スタークル、ダントツ、トランスフォーム、ハチハチ、モスピラン。
※掲載している薬剤(農薬)は
2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)
RACコード(農薬の作用機構分類)
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
無翅虫の体長は約1.5mmで黄緑色。有翅虫の体長は約2mmで、頭部と胸部が黒色で腹部は緑色。新梢を吸汁加害し、葉を巻き、新梢を萎縮させるなど生育に悪影響を与える。
カンキツの他にバラ科樹木など種々の植物に寄生する。卵越冬し、3月にふ化する。カンキツでは夏季から秋季にかけて密度が上昇する。
新梢に寄生するので、カンキツの新梢が生育している時期に発生が見られる場合は薬剤散布を行う。5月の春葉生育期と8~9月の夏秋梢生育期に防除が必要なことがある。アブラムシには多くの天敵がいるので、過剰な薬剤散布を控え天敵保護に努める。
アクタラ、アドマイヤー、アルバリン、オリオン、キラップ、コルト、スタークル、ダントツ、トランスフォーム、ハチハチ、モスピラン。
※掲載している薬剤(農薬)は
2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
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■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
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※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
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