診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
皮目症状は塊根表面に幅1~2㎜、長さ5~10㎜程度の線形でコルク化して隆起した部分が横縞状に散在し、外観品質を損なう。
塊根は土壌中の肥料的要因あるいは土壌硬度、土壌水分や温度等の各種要因によって生理的な障害が発生することがある。その障害発現機作は複雑で、原因を特定することは難しい。塊根の表面はコルク化した細胞から組成された周皮で覆われ、空気の通路となる皮目と呼ばれる穴が散在している。皮目症状は主に土壌水分過多や湿害が原因で、土壌中の酸素不足により塊根表面の皮目がよりコルク化して大きくなったものである。近年増加しているゲリラ的な豪雨等、気象の影響も大きいと考えられる。品種では青果用品種のべにまさりに発生が多い傾向がある。
適度な深耕による土壌物理性の改善、カリ過剰にならないような適正な施肥管理と有機物の施用による土作り(地力低下防止)、適正な栽培管理(極端な密植や疎植および早植えや晩植えは避ける)、良質苗(7節7葉)の使用を基本とする。本症状が発生する圃場では,排水対策を講ずる。
稲の病害虫と雑草 |
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