診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
成虫、幼虫が葉裏や葉柄に群棲して吸汁加害する。新葉に寄生すると葉を巻いて萎縮させる。茎葉に大きなコロニーを作り、排泄物を多量に排出する。そこに発生するすす病により、商品性を低下させたり、生育を抑制する。
イチゴのほか、ウリ科、ナス科、オクラ、サトイモ、インゲンなど広食性で、野菜のほか多くの花き類、果樹類にも発生する。
無翅胎生雌虫は1.2〜1.7mm、有翅胎生雌虫は約1.7mm。体色は黒、緑、黄と変異に富む。一般に、高温期は黒、低温期は黄が多い。圃場周辺の雑草からの有翅虫の飛び込みや、苗での持ち込みが主な発生要因である。施設栽培は秋期と翌3月頃以降に有翅虫が飛来して発生が始まることが多い。露地では4〜11月に連続して発生するが、夏期の発生は少ない。施設内では周年発生する。
薬剤防除を行う。発生源となる圃場周辺の除草を徹底する。施設では開口部に防虫ネットを張り有翅虫の飛来を防止する。施設では3月、4月頃から、露地では6月、7月頃から寄生蜂、テントウムシ類などの土着天敵の活動が盛んになるので、これら天敵を活用する。施設では市販の天敵(コレマンアブラバチ、ナミテントウ、ヒメカメノコテントウなど)を放飼することもできる。
サンマイト(ワタアブラムシのみ登録あり)、アーデント、アクタラ、アドマイヤー、ウララ、コルト、チェス、ハチハチ、バリアード、ピラニカ、ベストガード、マブリック、モスピラン、モベント、天敵(作物ごとに登録を確認して使用する)。※掲載している薬剤(農薬)は
2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)
RACコード(農薬の作用機構分類)
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
成虫、幼虫が新芽や葉を吸汁し、生育に影響を与えたり、排泄物に発生するすす病により商品性を低下させたり生育を抑制する。
ウリ科、ナス科、アブラナ科、ホウレンソウなど多種類。
無翅胎生雌虫は1.8〜2.0mm、有翅胎生雌虫は約1.9mm。体色は白色、黄色、黄緑色、赤褐色と変化が多く、光沢がある。圃場周辺の雑草からの有翅虫の飛び込みや、苗での持ち込みが主な発生要因である。施設栽培は秋期と翌3月頃以降に有翅虫が飛来して発生が始まることが多い。露地では4〜11月に連続して発生するが、夏期の発生は少ない。施設内では周年発生する。秋から翌春にかけて高温少雨であると多発生する。
薬剤防除を行う。発生源となる圃場周辺の除草を徹底する。施設では開口部に防虫ネットを張り有翅虫の飛来を防止する。施設では3月、4月頃から、露地では6月、7月頃から寄生蜂、テントウムシ類などの土着天敵の活動が盛んになるので、これら天敵を活用する。施設では市販の天敵(コレマンアブラバチ、ナミテントウ、ヒメカメノコテントウなど)を放飼する。
アーデント、アクタラ、アドマイヤー、ウララ、コルト、チェス、ハチハチ、バリアード、ピラニカ、ベストガード、マブリック、モスピラン、モベント。※掲載している薬剤(農薬)は
2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
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(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)
RACコード(農薬の作用機構分類)
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
成・幼虫がイチゴの根や地際部の葉柄に群棲して吸汁加害する。新葉に寄生すると葉を多少巻いて萎縮させる。時には葉裏や花弁にも寄生し、著しい生育抑制や枯死することもある。
イチゴ
無翅胎生雌虫は体長1.2〜1.5mm。体色は青緑色または緑色。周年イチゴに寄生し、卵で越冬する。一般的には仮植床で発生が多い。共生するトビイロケアリが植物の地際を土砂で覆い、アブラムシを保護している。
薬剤防除を行う。
アーデント、アクタラ、アドマイヤー、ウララ、コルト、チェス、ハチハチ、バリアード、ピラニカ、ベストガード、マブリック、モスピラン、モベント。※掲載している薬剤(農薬)は
2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
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(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)
RACコード(農薬の作用機構分類)
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
成虫、幼虫が新芽や葉を吸汁し、生育に影響を与えたり、すす病を発生させる。イチゴではあまり発生しない。
ジャガイモ、イチゴ、ピーマン、エダマメ、サヤインゲンなど。
無翅胎生雌虫は約3mm。体色は明るい緑色で光沢がある。春期から秋期まで発生する。
薬剤防除を行う。発生源となる圃場周辺の除草を徹底する。施設では開口部に防虫ネットを張り有翅虫の飛来を防止する。施設では3月、4月頃から、露地では6月、7月頃から寄生蜂、テントウムシ類などの土着天敵の活動が盛んになるので、これら天敵を活用する。施設では市販の天敵(ナミテントウ、ヒメカメノコテントウなど)を放飼する。
アーデント、アクタラ、アドマイヤー、ウララ、コルト、チェス、ハチハチ、バリアード、ピラニカ、ベストガード、マブリック、モスピラン、モベント。※掲載している薬剤(農薬)は
2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
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薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
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RACコード(農薬の作用機構分類)
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
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