診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
幼虫が葉、果実表皮などを食害する。ふ化幼虫は葉裏から表皮を残して食害するが、中、老齢幼虫になると葉をつづり合わせ、その中で食害する。ひどい場合には葉脈を残すのみになったり、果実表面を食害されて商品価値がなくなる。
ウリ科作物の他、オクラ、ワタなどのアオイ科作物。
年3~4回発生するが、発生は秋季に多い。非休眠性で、比較的低温に弱く、幼虫越冬できる地域は関東以西と考えられている。施設栽培では野外から侵入した成虫が主な発生源になる。なお、成虫は昼間活動する。
施設栽培では、換気窓を防虫ネットで被覆し、成虫の飛び込みを防ぐ。発生が多い場合には薬剤による防除を行う。
アファーム、オリオン、カスケード、グレーシア、コテツ、スピノエース、トレボン、ハチハチ、フェニックス、ベネビアOD、マトリック、モスピラン等。作物によって登録内容が異なるので、使用に当たっては十分注意する。※掲載している薬剤(農薬)は
2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)
RACコード(農薬の作用機構分類)
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
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