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防除ハンドブック、キュウリ、スイカ、メロンの病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

チビクロバネキノコバエ

Bradysia agrestis
ハエ(双翅)目クロバネキノコバエ科

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チビクロバネキノコバエ
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スイカ苗茎内の幼虫

チビクロバネキノコバエ
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スイカ苗の被害

チビクロバネキノコバエ
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メロンの茎に食入した幼虫


被害

幼虫が種子、根、茎を食害する。発生が多い場合には根を食い尽くし茎にまで食入するため、株が萎凋し、ついには枯死する。

被害作物

ウリ科作物の他、サトイモなど。

発生

成虫は油かす、魚肥などの有機質肥料に誘引され産卵する。特に、魚肥は好適な誘引源になる。卵から成虫になるまでの発育期間は25℃恒温条件下で約15日である。

防除

誘引源となる有機質肥料の施用を避ける。特に、魚肥を施用すると発生が多くなるので注意する。

薬剤(農薬)

ベストガード※掲載している薬剤(農薬)は 2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)

RACコード(農薬の作用機構分類)

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 キュウリ・スイカ・メロンの病害虫

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