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豆類の病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

ソラマメ赤色斑点病

Botrytis fabae
〈Chocolate spot〉

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ソラマメ赤色斑点病
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発病株

ソラマメ赤色斑点病
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初期病斑、赤褐色の小斑点を作る

ソラマメ赤色斑点病
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拡大すると濃褐色の病斑となる


被害

葉、茎、莢に発生。葉では表・裏面に赤褐色の小斑点を生じる。病斑はさらに拡大して、直径1~2mmで周縁が明瞭な濃褐色の斑点となるが、内部は淡赤褐色でややへこむ。激しく発病した葉は病斑が融合して、早期に落葉。茎でも同様の症状。莢では赤褐色の小斑点となるが拡大しない。全国的に発生し、重要病害。

発生

罹病茎葉上の菌核で越夏する。晩秋から翌春に菌核上に形成した分生胞子が飛散して感染する。そのため、12月には早い初発があり、3~4月頃に急速にまん延する。

薬剤(農薬)

茎葉散布:カンタス、クプラビットホルテ、Zボルドー、ファンタジスタ、ロブラール。

※掲載している薬剤(農薬)は 2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)

・殺虫剤(IRAC)2022年6月版(ver.10.3) *PDFデータ

・殺菌剤(FRAC)2022年6月版 *PDFデータ

・除草剤(HRAC)2020年3月現在 *Excelデータ

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 豆類の病害虫

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