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豆類の病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

ダイズ炭腐病

Macrophomina phaseolina[無性時代;Rhizoctonia bataticola]
〈Charcoal rot, Dry-weather wilt, Summer wilt〉

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ダイズ炭腐病
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茎部の病徴、表皮が裂け木炭粉状の菌核が現れる

ダイズ炭腐病
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根は腐り、菌核を形成する


被害

ダイズの成熟期頃に茎の地際部を侵し、やや銀色を帯びた灰白色となる。病患部には小さな黒粒点(柄子殻)が生じ全体に鮫肌状。病勢が進むと表皮が裂け木炭粉状の菌核が現れる。根は腐って消失し、株は簡単に引き抜ける。根にも菌核が多数付着、莢は全体が黒く乾枯し無数の菌核を生じる。

被害作物

ダイズ等236種の植物に寄生する多犯性病害である。

発生

種子伝染と土壌伝染を行う。菌核は土壌中で2年間以上生存可能。高温少雨の夏に発生が多い。

防除

田畑輪換等を行い連作を避ける。夏季の乾燥時には散水や灌水を行う。

収録:防除ハンドブック「 豆類の病害虫

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