診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
成虫はダイズの葉、子葉、莢、茎を食べ、葉に不整形の円孔を多数あける。幼苗が食害されると初期生育が悪くなる。莢の表面がえぐられたように食害されると子実に黒い「汚斑粒」が生ずる。インゲンマメも加害される。
ダイズ、インゲンマメ、アズキ、マメ科牧草。
全国に分布する。成虫が落葉や草むらの下で越冬し、5~9月に暖地で2回、寒冷地で1回発生する。雌成虫は茎をつたわって土中に入り1卵ずつ産卵する。雌産卵数は約200卵。8月以降に新成虫がでる。
成虫の背面は汚黄色で光沢がある。翅鞘に1対の黒条が目立つ。
耕種的には畑の枯葉を除去する等、越冬後成虫を少なくして播種する。
ダイズ:アクセル、アグロスリン、アデイオン、カスケード、クルーザー、グレーシア、スタークル(アルバリン)、ダントツ、ダイアジノン、トレボン、フォルテンザ、モスピラン。
エダマメ:アクセル、アグロスリン、アディオン、クルーザー、グレーシア、スタークル(アルバリン)、ダントツ、ダイアジノン、トレボン、フォルテンザ、ブロフレア、モスピラン。
アズキ、豆類(種実):トレボン。
※掲載している薬剤(農薬)は
2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。
■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)
■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。
農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)
RACコード(農薬の作用機構分類)
※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。
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