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豆類の病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

ウコンノメイガ

Pleuroptya ruralis
鱗翅目メイガ科

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ウコンノメイガ
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幼虫、体長約20mm

ウコンノメイガ
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ダイズ被害葉(巻葉)

ウコンノメイガ
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ウコンノメイガ
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成虫、開張25~30mm


被害

豆類の葉を食害する。ダイズでは、若齢幼虫は葉縁を巻き込み、中の葉を食害する。成熟幼虫は1~数葉を縦に巻き込み糸で綴り合わせて食害する。

被害作物

ダイズ、インゲンマメ、リョクトウ、マメ科牧草。

発生

沖縄を除く全国に分布。幼虫越冬し、5~9月までに2~3回発生。ダイズの被害は7~8月に多い。卵は1~数粒まとめて葉脈に沿い産卵。幼虫は約20日で6齢を経て蛹化。蛹期間は約9日。日本海側での突発的な多発生は成虫の飛来進入によると思われている。幼虫は敏捷で手で触れると飛びはねて後進し落下する。

薬剤(農薬)

アズキ:アグロスリン(ゲットアウト)、コテツ、モスピラン、ジェイエース、トレボン、マブリック。
ダイズ:アディオン、カスケード、グレーシア、サイアノックス、スミチオン、ダントツ、トレボン、フェニックス、プレバソン、ヨーバル。
エダマメ:アディオン、カスケード、グレーシア、スミチオン、トレボン、フェニックス、プレバソン、ヨーバル。

※掲載している薬剤(農薬)は 2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(農林水産省 農薬登録情報提供システム)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表をクロップライフジャパンが日本語に翻訳:外部サイト)

RACコード(農薬の作用機構分類)

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 豆類の病害虫

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