病害虫・雑草の情報基地

新規会員登録

豆類の病害虫

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

ウラナミシジミ

Lampides boeticus
鱗翅目シジミチョウ科

写真をクリックすると拡大します

ウラナミシジミ
閉じる

老熟幼虫、体長約15mm

ウラナミシジミ
閉じる

幼虫と被害子実(小豆)

ウラナミシジミ
閉じる

成虫、開張30〜35mm


被害

幼虫が花や蕾、莢(子実)、葉を食害する。

被害作物

エンドウ、サヤエンドウ、ダイズ、アズキ、インゲンマメ、タヌキマメ、ソラマメ等。

発生

房総南部等の無霜地帯で幼虫や蛹で越冬。4月以降成虫が現れ北上移動する。西南暖地では12月までに年6~7回発生。産卵は花器部に多い。小形の綺麗な蝶で翅の裏面にさざなみ様の模様。

薬剤(農薬)

エンドウでは11〜12月の着蕾〜収穫期に防除。
アズキ:トレボン、マラソン。
エダマメ:アディオン、マラソン。
エンドウマメ:マラソン。
サヤインゲン:アディオン、トレボン、マラソン。
サヤエンドウ:アディオン、スタークル(アルバリン)、トレボン、パダン、マラソン。
ダイズ:トレボン、マラソン。
実エンドウ:スタークル(アルバリン)、トレボン、パダン。
豆類(種実):トレボン。
豆類(未成熟)、未成熟ソラマメ:アディオン、トレボン。

※掲載している薬剤(農薬)は 2022年1月末現在登録のあるものから抜粋しています。
農薬の使用にあたっては必ずラベルを確認し、地域の防除暦や病害虫防除所等の指導に従ってください。


■農薬の登録情報について
最新の登録情報はこちらのページをご確認ください。(FAMIC:外部サイト)

■農薬の作用機構分類(国内農薬・概要)について
薬剤抵抗性の発達を回避するため、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がけてください。

農薬の系統別分類はこちら
(国際団体CropLife International (CLI) の対策委員会が取りまとめた殺虫剤、殺菌剤、除草剤の分類表を農薬工業会が日本語に翻訳:外部サイト)

・殺虫剤(IRAC)2022年6月版(ver.10.3) *PDFデータ

・殺菌剤(FRAC)2022年6月版 *PDFデータ

・除草剤(HRAC)2020年3月現在 *Excelデータ

※実際の薬剤抵抗性対策については、お近くの病害虫防除所等関係機関などの指導に従ってください。

収録:防除ハンドブック「 豆類の病害虫

目次へ戻る | ホームへ戻る

稲の病害虫と雑草 |  ムギ類の病害虫 |  豆類の病害虫 | 
ジャガイモの病害虫 |  サツマイモの病害虫 |  アブラナ科野菜の病害虫 | 
  トマト・ナス・ピーマンの病害虫 |  キュウリ・スイカ・メロンの病害虫 |
   イチゴの病害虫 |  ネギ類の病害虫 |  菜園の病害虫 | 
カンキツの病害虫 |  リンゴの病害虫 |  日本ナシの病害虫 |
   西洋ナシの病害虫 |  モモの病害虫 |  カキの病害虫 | 
ブドウの病害虫 |  花の病害虫 |  難防除雑草