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稲の病害虫と雑草

診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。

チョウジタデ

Ludwigia epilobioides
アカバナ科

全国に分布し、湿った畑にも普通に発生する。 関東地方以西の水田では、北アメリカ原産の近縁な帰化種ヒレタゴボウ(アメリカミズキンバイ)が発生する。

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チョウジタデ
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チョウジタデは高さ80cmに達し、葉は広ひ針形で全縁。葉腋に黄色の4弁花を着ける

チョウジタデ
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チョウジタデの幼植物。やや紫色を帯びる。

チョウジタデ
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花が大きく、茎に翼のある帰化種、ヒレタゴボウ


被害

中干後に多く発生し、大型化する。ヒレタゴボウとともに、成熟すると収穫作業の障害となる。

生態

種子繁殖する一年生雑草。種子は湛水条件下より湿潤な土壌で良好に発芽する。このため、畦畔沿いや水面上に露出した田面などに発生しやすい。湛水条件下では、約10℃の気温で発芽を始める。
幼植物では葉が対生し、成長すると互生になる。湛水条件下で生育した個体は白色の呼吸根(気根)を出す。

防除

通常の水田用除草剤で防除できるが、残草したら有効な茎葉処理剤で防除する。漏水田などでは繁茂することがある。
スルホニルウレア系除草剤に対する抵抗性生物型が見出されている。

収録:防除ハンドブック「 稲の病害虫と雑草

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