診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
全国に分布し、水田の周辺にも普通に発生する。
「春の七草」の一つとして摘み草の対象となる。
耕起、代かきによる埋没が不十分な場合や畦畔からの侵入により、切断された匍匐茎やロゼット苗から萌芽した個体が問題となる。
種子による繁殖もあるが、主に匍匐茎の節にできる越冬芽で繁殖する多年生雑草である。耕起前の冬期間にすでに発生してロゼット葉を地表に展開する。
茎切片からの萌芽は、耕起、代かきで土中に埋没されると阻害される。
ホルモン系除草剤が主に使用された時代には十分に抑制されていたが、その後の主要剤の変化により防除が困難な種となった。
スルホニルウレア系などの成分を含む一発処理剤は再生萌芽の初期の処理で効果を示す。また、多発した場合には、稲刈り後の茎葉への除草剤散布で越冬株を減らすのも有効である。
稲の病害虫と雑草 |
ムギ類の病害虫 |
豆類の病害虫 |
ジャガイモの病害虫 |
サツマイモの病害虫 |
アブラナ科野菜の病害虫 |
トマト・ナス・ピーマンの病害虫 |
キュウリ・スイカ・メロンの病害虫 |
イチゴの病害虫 |
ネギ類の病害虫 |
菜園の病害虫 |
カンキツの病害虫 |
リンゴの病害虫 |
日本ナシの病害虫 |
西洋ナシの病害虫 |
モモの病害虫 |
カキの病害虫 |
ブドウの病害虫 |
花の病害虫 |
難防除雑草