診断のための特徴的な写真を掲載し、被害、発生、防除、薬剤(農薬)について簡潔に解説しています。
全国に分布し、ごく普通に発生する。暖地から東北地方、北海道に広がった。
1970年代から全国的に発生面積が増加したが、有効な成分を含む多くの除草剤の普及で防除が進み、現在では減少傾向にある。
多発するとイネの生育を抑制する。
直径数mm、やや曲がった紡錘形の塊茎から萌芽する。塊茎先端に複数の芽がある。
塊茎には浅い休眠性があり湛水代かき土中からは15㎝からでも出芽する。畑水分条件では萌芽しない。
早期栽培地帯では代かき後60日頃まで発生がみられる場合がある。
幼植物は数枚の線形葉に次いで幅広い線形葉を出し、3~5葉期から白色の細い根茎を伸ばして多数の分株を作り、密生する。土中での塊茎の寿命は2年程度である。
通常の水田用除草剤の適正使用で防除できる。スルホニルウレア系除草剤に対する抵抗性生物型が見出されているが、まん延している状態ではない。
稲の病害虫と雑草 |
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